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ニコ動うp中の動画「ワックスで作ってみた」特設ブログ
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ベースリング(下地)編

何事も下準備をしっかりしないとイイモノは出来ません!ってことで下準備編です。
あの画像が後の伏線なんて誰も考えなかったでしょうなw


>トースカンを使いなさい

アドバイスありがとうございます。
彫金工具にもカニコンパス等のけがき工具がありますが、うp主的経験からノギスを使ってます。ワックス相手の作業では汎用性高くて重宝してます。本来の使い方とは違いますがw
ちなみに、細い線がけがける様に上顎部分は削って鋭く加工しています。本来の用途ならご法度ですが、ウチのノギスはけがき用途のみなのでおkw


>何をやってるか説明があるといいかもよ?
>なぜ削ってるかとか一切説明なしですかw

サーセンw
ハナっから作り方講座として編集してないのでw
希望があれば簡単な作り方講座やるかも?もっともリューターくらいは必要になるでしょうが。


>リューターの回転でワックス溶けないのか?

溶けます。目の細かいポイントで1ヶ所に当て続ければ。
でも動画を見てもらうとわかると思いますが、大抵は動かしながら削るので溶ける程熱を持ちません。
青いリューター(ハンドピース)は3mm軸の刃がついたポイント用で10.000回転程度で使用。黒いリューターは2.35mm軸でワックス用途では荒目ポイント時5.000~8.000回転、細目ポイント時4.000回転前後で使用で溶けて困る事はほぼありません。
まぁ溶けてもあんまり困らないけどw


>基準面だし?

その通りです。中心線などをけがく際の基準になります。


>旋盤使うなら平面だしも旋盤でやれよ
>平面だしも旋盤つかいなよww

一応、途中で面倒臭くなって旋盤使ったって流れなんで、あの時点でも平面出しやってますw
まだ旋盤作業途中でのコメなので当然のツッコミですが、ちゃんと最後に平面を出し直してますよw



久し振り覗いたら「ヤスリを使え」のコメ多すぎワロタw

面のヤスリ掛けの前のリューターの作業。無駄無駄と言われてますが、アクセサリーというのは小さいモノなので0.1mm単位の精度を保たないと小ささに相対して歪(いびつ)に見えます。ケガキでアタリ線を入れてるとはいえヤスリでいきなりヤスると面は出来ても面自体が0.数ミリ単位で傾く場合があります。この面は後の作業で中心線など入れる際の基準面になるので出来るだけ歪みがない方がいい。
そこでリューターの比較的径が大きく削り面がキレイに仕上がるカッターポイントでアタリ線キッチリに削り揃えます。リューターの方がブレが出ると思われるかもしれませんが、ヤスリの様に腕を動かす作業より手首から先しか使わないリューターの作業の方がブレが出ず、線キッチリに削る精密作業には向いてます。
ちなみに、皆さん勘違いしているようですが、このリューターの作業・・・面出しじゃありませんよ?正確には面出しの為の準備作業です。
ケガキ線キッチリにカッターポイントで削って、それ以外の余分な部分はヤスリより早く削れる粗いカッターポイントでザッと削っておく。その際、中心に向かって僅かにテーパーをつけておきます。これにより、最後にヤスリで面を作る際、中心からヤスると中心から外周に向かって面が出来ていくのが光の加減で確認出来ます。これを粗目から細目のヤスリに変えながら、面を外周まで広げていけば完了。

通常は旋盤で手っ取り早くやるのですが、手作業でやるのであればこうします、という例としてやっただけです。
まぁヤスリで面の傾きを出さないようにヤスればその方がいいのでしょうが、私の場合はこの方が精度が出るのですよ。
手間掛けて確実に!
早く作業しても精度が出ないんじゃお話になりませんからw

次に、リングリーマーでリング内周を削る作業ですが、正直、私の制作法には向いてません。
通常のファッションリングのようにリング幅3~5mmといったリングであればリーマーで全く問題ありません。
が、見ての通り、この制作法でこのタイプのデザインを作ろうとすると、下地リングの幅が大きくなりすぎます(今回のは20数mm)。リーマーにはテーパー(先にいく程細い)がついてるので、幅広になればなる程端と中心部の厚みに誤差が生まれます。
つまり、仮に20号のサイズで端にケガキ入れて、それに合わせてリーマーでキッチリ削っても、中心部は20号以下(17~18号くらい?)になってしまう訳です。さらに、後の作業を見るとわかると思いますが、完成時にリングとして残るのは中心部です。要するに、リーマーで削っただけでは、指定のサイズにならないのです。
だったら、それを見越して中心部が指定のサイズになるように余分に端を削ればいいという意見もあるかもしれませんが、デザインによってリング幅が変わるので、毎回計算しないといけないし、肝心のメインデザイン部の上下が薄くなってしまいます。
つまり、下地リングの厚みはどの部分も同じ厚さでないといけないのです。
なので、手作業であれば、リーマーで削った後、中心部の厚みを削らなければいけません。でもこの作業が面倒臭い上、精度を意識すると時間が掛かる。

そこで登場するのが旋盤です。
旋盤についての説明はここではしませんが、これらの問題を全て解決してくれます。
ホビー用旋盤で自動送りも無いようなモデルですが、下地リング(平打ち)を作るのはもちろん、スライスワックスの初期状態の汚い表面をきれいに均したり、大活躍。
ちなみに、うp主の旋盤のチャックはメーカー特注のチャックに交換してあります。動画中の外周削り時のようなリング穴からの固定は通常チャックでは出来ないので、「買うぞ!」と思っている方はご注意下さい。

言葉で説明すると長ったらしくて面倒そうな上、伝わってるかわかりませんが、うp主も自分の失敗も含めた経験に基づいて、自分の求めるクオリティのモノを作る為の手法を用いてるのであって、正直、手間は掛かりますが無駄な作業はひとつもありません(面出しの後、旋盤使っているのはさておいてwあれは動画上の流れですから)。ワックス経験者にも意味不明な作業かもしれませんが、それなりに理由があって行ってる作業ばかりです。

10人いれば10通りの手法がある方が面白いでしょw
うp主から見ても信じられない手法や、手法以前にデザインもないまま勘だけでやってる人もいますしねw
まぁ、ワックスなんて原型作れさえすればいいわけなんで、何でもありですよ。
「意味わからん」とか「○○方が絶対いい」とか「○○を使え!」とかツッコまれたこのリングも、最終的には問題なく仕上がってる訳ですからw
堅い事言わないで軽い気持ちで楽しみましょ^^








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